ラブホの写真見せ「これ面白くないか?」 兵庫県立大助教がセクハラで停職3カ月

ラブホの写真見せ「これ面白くないか?」 兵庫県立大助教がセクハラで停職3カ月
神戸新聞NEXT 2021/3/5(金) 17:02配信

 兵庫県立大(神戸市西区)は5日、授業で受け持った女子学生の体を触るなどしたとして、同大大学院工学研究科の男性助教を停職3カ月の懲戒処分にした、と発表した。

 同大によると、男性助教は2019年11〜12月、自身の研究室で計4回、同大工学部の女子学生の一人を指導。その際、女子学生の顔から首筋までを両手の手のひらで触ったり、指で腹部をつついたりしたという。さらに指導後には「これ面白くないか?」などと言いながら、全国のラブホテルが掲載された写真集を女子学生に見せたという。

 男性助教は「指導に集中させたくて女子学生の体に触れた。写真集を見せることで性的なイメージを連想させるという認識はあったが、世の中のことに興味を持ってもらいたかった」などと話しているという。

 女子学生が19年12月、男性助教から受けた行為を、大学の保健室に訴えて発覚した。女子学生は通学しているが、定期的に保健室でカウンセリングを受けているという。同大は男性助教の年齢などは、女子学生が特定されるとして公表していない。同大の五百旗頭真理事長は「誠に遺憾。ハラスメント防止に努め、教育研究環境の改善に力を尽くす」とコメントを出した。

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